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はじめての動物病院!┃初診時の注意点やマナーを解説
2024.08.01犬・猫
犬や猫をお迎えすると、必ず動物病院に行く機会がありますね。足を踏み入れたことのない方にとっては、何か注意点があるのか、特別なマナーがあるのかなど心配なことも多いでしょう。
今回の記事では、はじめて動物病院に行く飼い主様に向けて、注意点やマナーなどをわかりやすく解説します。
■目次
1.動物病院に行く前の準備
2.はじめて動物病院に行く時に準備するもの
3.待合室でのマナー
4.診察中のポイント
5.まとめ
動物病院に行く前の準備
初めて動物病院に行く際の準備や注意するポイントは下記が挙げられます。
<予約が必要かどうかを確認する>
ホームページを確認したり、直接電話をして、予約が必要かどうかを確認しましょう。動物病院によっては完全予約制であったり、反対に予約を受けないところもあります。
<はじめて動物病院にかかることを伝える>
あらかじめ、はじめての動物病院であることを伝えれば、注意点や持ち物なども聞くことができます。
<様子見はNG>
愛犬や愛猫の健康を守るためには、体調に少しでも異常がみられた場合に、すぐ動物病院を受診することが大切です。
はじめて動物病院に行く時に準備するもの
初めて動物病院に行く際に用意する物は下記が挙げられます。
・ペットショップでもらった書類一式
・ワクチン証明書
・保険に入っている場合はペット保険証
・マイクロチップが入っている場合はマイクロチップ登録書
・うんちや吐いたものなど、気になる症状がある場合はできるだけ新鮮なうんちや吐いたもの
・あれば、毎日飲んでいる薬やサプリメント
・怖がったり興奮したりした際にお気に入りのタオルや毛布などがあると安心
他にも、うんちやおしっこをした時のために、ペットシーツや簡単にお掃除できる道具一式があるとなお良いでしょう、
待合室でのマナー
動物病院は、普段とは異なる環境で犬や猫にとっても不安な場所であったり、他の動物もいるためトラブルに発展してしまったりする場所でもあります。
飼い主様は下記のようなことを守りトラブルが起こらないように心がけると安心です。
<猫は必ずキャリーケースに入れる>
愛猫の安全のため、また周囲とのトラブル防止のために、必ずキャリーケースに入れたまま待ちましょう。キャリーケースは飼い主様の足元に置き、できるだけ目隠しをして外が見えないようにしておくと猫が落ち着くことが多いです。
また、ネコが寝転んでも余裕がある大きめの洗濯ネットに入れてからキャリーケースに入れましょう。
※猫を普段とは異なる環境に連れていくと興奮する場合もあるため、ストレスを与えないことが大切です。
<犬は必ずリードをつけるかキャリーケースに入れる>
犬も可能な限りキャリーケースに入れたままが安心です。キャリーケースが苦手な愛犬の場合は、必ずリードをつけ、リードは短く持って足元にいられるようにしましょう。抱っこできる場合は抱っこで待つことも有効です。
<犬や猫から目を離さない>
キャリーケースに入って静かに待てている場合はあまり覗くとかえって犬や猫が不安になりますが、時々愛犬や愛猫がに変化はないか様子を確認しましょう。
<おやつなど食べ物を与えない>
受ける検査によっては絶食が必要な場合もあります。食べ物の匂いで他の動物が興奮することもあるため、待合室などでは食べもの与えないようにしましょう。どうしてもおやつが必要な場合は病院側に相談しましょう。
<おしっこやうんちをした場合はスタッフに声をかける>
おしっこやうんちをした場合、お掃除をしようと思ってキャリーケースを開けた瞬間、犬や猫が飛び出るなどのトラブルもあります。まずはお近くのスタッフまで声をかけてください。
<他の飼い主様との接触は避ける>
待合室では愛犬、愛猫に注意を払うためにも、飼い主様同士は接触せずに待ちましょう。
診察中のポイント
気になる症状などについては、あらかじめ
・いつから
・どのような症状で
・その症状は日に日に悪くなっているか、もしくは変わらないか
などをメモで持って行くとスムーズです。
また、症状については動画や写真があるとより診察の手助けになります。
まとめ
はじめて動物病院に行く時は飼い主様も緊張してしまいますね。しかし、信頼できるホームドクターを見つけられれば犬や猫との生活がより快適になるでしょう。はじめて犬や猫をお迎えする際は、あらかじめ周囲の動物病院をピックアップしておくことも大切です。
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岡山県岡山市を中心に地域のホームドクターとして診療を行う
永原動物病院
この記事を書いた人
- 永原動物病院 院長
- 永原 未悠(ながはら みゆ)
飼い主様へのインフォームドコンセントや、信頼関係を大切にしています。大事な予防も含め、疾患(病気)への治療や方針について話し合い、飼い主様と一緒に進めてまいりたいと思います。
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