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はじめて犬や猫をお迎えする心構えや具体的な準備について解説|法律がかかわることも?
2024.08.01犬・猫
はじめて犬や猫をお迎えすることになった時はワクワクすると同時に、どのような用意が必要なのかが心配になりますね。
今回の記事では、はじめて犬や猫を家族にする際に心に留めておきたい心構えや、具体的に用意するものについて詳しく解説します。
■目次
1.ペットを飼う前の心構えや注意点
2.はじめて犬をお迎えする時に必要な用意
3.はじめて猫をお迎えする時に必要なもの
4.まとめ
ペットを飼う前の心構えや注意点
はじめて犬や猫を飼う時に、絶対にしなくてはならないのが「必ず最後まで面倒をみる」という決心です。悲しいことに「引っ越し先が、ペットが禁止で飼えなくなった」「賢いと聞いていたのに全然しつけができない子だった」「治療費を払い続けられなくなった」というような身勝手な理由で捨てられるペットがあとを絶ちません。
犬や猫も長寿の時代になり、介護が必要になったり、医療費が高額になることがあります。飼い主様自身のライフスタイルも変化するでしょう。10年後、20年後もペットの面倒をみる時間と体力があり、ペットにかかる費用をまかなえる経済状況にあるかどうか、よく考えることが大切です。
はじめて犬をお迎えする時に必要な用意
はじめに、犬を飼う際に法律で決められている2つの手続きを知っておきましょう。無視をしてしまうと法律違反になることもあるため注意が必要です。
1.自治体への登録
犬を飼う場合は、区市町村への届け出をして、鑑札をもらわなくてはなりません。
2.狂犬病の予防接種
狂犬病の予防接種は法律で飼い主様の義務となっています。受けるタイミングはかかりつけの動物病院と相談しましょう。
また、犬をお迎えするにあたって必要な物は下記が挙げられます。
・ケージやサークル:留守番の際など、犬の安全のためにも必要です
・ベッド:自分のベッドがあることで犬は安心できます
・移動用のキャリーバッグ:動物病院などへの移動に必要です
・首輪:迷子札をつけておくと良いでしょう
・トイレ用品、フード、食器、給水機など:お迎えする際は、ペットショップやブリ―ダ―さんが与えていたフードと同じものを用意すると良いでしょう。
・ブラシや歯磨きなどのケア用品やおもちゃ
なお、場合によってはマイクロチップの入っていない犬を譲り受けるなどした際は、マイクロチップについても検討すると良いでしょう。
マイクロチップは法律が改正され、ブリーダーやペットショップから譲り受ける犬には全頭にマイクロチップが装着されていないと法律違反となります。
しかし、知り合いの家で生まれた犬を譲り受ける場合などもあるかと思います。そのようなケースでも、譲渡側や飼い主側にはマイクロチップの装着義務があるため、注意しましょう。
また、マイクロチップは装着していることで、迷子になった時や災害時に非常に役立ちます。犬が万が一行方不明になった場合でも、マイクロチップのおかげで飼い主様の元に戻ってくる可能性が高まります。
はじめて猫をお迎えする時に必要なもの
猫は犬とは異なり、法律上必要な手続きはありません。ただし、犬と同様、マイクロチップについては検討しても良いでしょう。
猫をお迎えするにあたって必要な物は下記が挙げられます。
・猫用ハウス:猫にはひとりの時間が必要です。必ず猫用のハウスを用意しましょう。
・ベッド:犬と同様、自分だけの安心できるベッドが必要です。
・移動用キャリーバッグ:通院などに必要です。
・フードや食器:犬と同様、はじめはペットショップやブリーダーさんで与えていたものを用意しましょう。
・キャットタワーなど高い位置で休める場所:猫は高い場所にいることでリラックスできます。
・爪とぎやおもちゃ、首輪など
まとめ
今回は、犬や猫をはじめてお迎えする際の心構えや具体的に必要な用意についてお伝えしました。もしも、犬や猫のしつけ、お世話やそのほか不安がある場合はお気軽に相談ください。 永原動物病院は、岡山市で40年近く犬や猫に特化して診療を行っております。
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永原動物病院
この記事を書いた人
- 永原動物病院 院長
- 永原 未悠(ながはら みゆ)
飼い主様へのインフォームドコンセントや、信頼関係を大切にしています。大事な予防も含め、疾患(病気)への治療や方針について話し合い、飼い主様と一緒に進めてまいりたいと思います。
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